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2013年05月07日

「オスプレイ反対」を子供たちに叫ばせることって・・・

5月2日午後1時30分頃、オスプレイ反対の活動家が常駐する宜野湾市の野嵩ゲート前を、近所の小学校の生徒が通過しました。
ここは毎日、ゲートを通過する米軍関係者に汚泥のような言葉を吐きかけている場所です。
その場所を、こともあろうか遠足の帰りの生徒たち数百人が通過していきました。
そして活動家たちは、子供たちに「オスプレイ反対」を2回復唱するようにマイクで求め、中には一緒になって復唱する教員がいたのです。
子供たちは面白がって復唱する者が数多くおりましたが、中には立ち止まって悲しそうな顔をするハーフの子供もいました。
英文で書いてある文字をじっと見つめるその後ろでは、同じクラスの生徒が「オスプレイ反対、オスプレイ反対」と声を上げていたのです。
この子はどう感じていたのでしょうか。

ぜひ、その時の声をお聴きください。
http://www.youtube.com/watch?v=EashNU8wNAw&feature=youtu.be

「オスプレイ反対」を子供たちに叫ばせることって・・・

野嵩ゲートの前を通過した子供たちに、「オスプレイ反対」と復唱させていた件で、当該の小学校に7日、電話を入れて、学校長と話をさせて頂きました。
この小学校は以前、オスプレイの飛行を邪魔するための凧揚げ運動に学校のグランドを使う許可を出した学校であり、学校長の見解としては、今回の市民団体の子供たちへの働きかけは、以前学校ぐるみでオスプレイ反対運動と称して、学校長自らが缶バッジを保護者に配るなどの行動をやっていたので特に問題はないとの見解であり、遠足の帰り道ではあるが、抗議団体を避けて向こう側の道に渡る必要はないと発言しました。

「オスプレイ反対」を子供たちに叫ばせることって・・・

遠足の帰りといえば、授業中扱いです。
その授業中に、子供たちに「オスプレイ反対」が叫ばされ、それを教師が止めることもせず、中には一緒になってかけ声をあげている教師がいたことはゆゆしき問題です。
写真ではモザイクをかけていますが、活動家のように笑顔を振りまく教員もいます。
そして誰ひとりとして、かけ声を止めるよう活動家に求めた教員はいなかったのです。

「オスプレイ反対」を子供たちに叫ばせることって・・・

公教育の目的は、イデオロギー洗脳ではありません。
判断能力のない子供たちに、大人が己の思想を徐々に植え付ける。
それも教員という立場でそれを行ってはならないのです。

「オスプレイ反対」を子供たちに叫ばせることって・・・

ここの学校長は、「何の問題もない」との見解でしたが、県教育長義務教育課はそうではありませんでした。
ことの顛末をきき、上司と相談のうえ必ず連絡するとのことです。
みなさんのところの学校現場ではいかがでしょう?
学校長あげて、反原発や反憲法改正などが教えこまれていませんか?
反原発のビラや缶バッジが配布されてはいませんか?
それって、教育の公平性をぶち壊すものではないでしょうか。

「オスプレイ反対」を子供たちに叫ばせることって・・・

いま、沖縄県教育庁義務教育課と話を進めています。
返答があり次第、またここで掲載したいと思います。
「問題ない」という回答が来るのなら、迷わず文部科学省と相談させていただく所存です。
戦後教育の間違っていた部分、沖縄でしか通用しない沖縄ルールは今後徹底的に正していかなくてはならないと思います。



Posted by 沖縄教育オンブズマン協会 at 17:04│Comments(16)
この記事へのコメント
正当な義憤です。

応援しちょります。
Posted by 仲村渠致誠 at 2013年05月09日 12:33
本当にハーフの子はいたのですか?

父親が現役の米軍人なら基地内の小学校に
行っているのでは?

まさか、左翼と同じ様に捏造はしていませんよね?
Posted by ローマ人 at 2013年05月09日 13:10
>ローマ人さん
ハーフの子がいたかどうかがこの話の肝でしょうか?
違うと思います。
Posted by ぎりしあ人 at 2013年05月10日 12:32
ぎりしあ人さん

肝でない事は、わかっていますが
話題性を出す為に、大げさに書いていたら
左翼の11万人集会のように
「大きなブーメランが帰っきて、逆効果ですよ」
と、言いたいのです。
Posted by ローマ人 at 2013年05月10日 13:59
嘘を混ぜると全てが嘘と受け取られかねませんので粉飾は厳禁です。
真面目な反原発運動であっても9条をからめると単なるサヨク活動に見える様な感じですかね。
Posted by フランク人 at 2013年05月14日 13:02
沖縄県教育委員会義務教育課の回答はありましたか?
Posted by やった at 2013年06月09日 18:16
急にブログの更新が止まってしまったみたいですが
触れてはいけない所を指摘してしまいましたか?

ここで、ちゃんと釈明しないと
フェンスクリーンプロジェクトまで信用を無くしますよ
http://fencecleanproject.blog.fc2.com/

私としては、右も左も沖縄を利用しないでほしいだけなんですが・・・
Posted by ローマ人 at 2013年06月09日 18:40
ローマ人さん、コメントありがとうございます。
ご主人がアメリカ人でも、基地外の学校へ子供を通わせる保護者はいらっしゃいますよ。
この件については、当該の学校長にもきちんとお伝えしてあります。

>右も左も沖縄を利用しないでほしい
まさにその通りだと思います。
特に、子供たちを思想の手先とすることには、大きな違和感を感じ得ません。
Posted by 沖縄教育オンブズマン協会沖縄教育オンブズマン協会 at 2013年06月12日 15:16
仲村渠さん、皆さん、コメントが遅れすいません。
おかしいと思うことには、おかしいと声を挙げるべきですが、内申や進路のことで不利益を被ると臆病になって口をつぐんでしまうのが多いのが現状です。
何か情報がありましたら、ぜひお寄せください。
Posted by 沖縄教育オンブズマン協会沖縄教育オンブズマン協会 at 2013年06月12日 15:18
ぎりしあ人さん、コメントありがとうございます。

教育、という場所の問題はなかなか表に出ることはありません。
ただ、表に出ないことと、何も無いことは違います。
声に出せない保護者の声を、少しでも取り上げていけたらと思っています。
Posted by 沖縄教育オンブズマン協会沖縄教育オンブズマン協会 at 2013年06月12日 15:22
この件について報告します。

当初、学校側はPTAがオスプレイに反対しているので、「何の問題もない」との認識であり、校長自ら反オスプレイのバッジを配布したことも自ら話していました。
県のほうでは、教育委員会を通じ校長へ事実確認をしたところ、このような事実があったことを確認した上で、「不適切」だと、改善を指導し、以後市民団体との接触には配慮すること、学校内で「政治的」活動を行わないよう申し渡してあります。
当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったということが、沖縄では多々見られます。
これもその一角であったということではないでしょうか。
Posted by 沖縄教育オンブズマン協会沖縄教育オンブズマン協会 at 2013年06月12日 15:27
オスプレイ反対を叫び活動する輩を偏向何とかと言うのであれば、オスプレイ賛成を叫び活動している方々はどのように考えておられますか?
ある意味これも偏りのある思想活動だと思えますよね。
Posted by ドイツ人 at 2013年06月13日 23:46
ドイツ人様
オスプレイ賛成をする方々もおられますが、彼らが学校内やこのような市民運動の場において、オスプレイ賛成を叫ばせた事があるのでしょうか?
ここで問題にしているのは、何も情報を与えないまま反対を叫ばせていることです。
イデオロギー闘争を教育現場に持ち込むことは、あってはならないと考えます。
いかがでしょう?
Posted by 沖縄教育オンブズマン協会沖縄教育オンブズマン協会 at 2013年06月14日 22:03
確かに仰る通りですね。学校現場で賛成する方は皆無だと思われますが、少なくとも学校現場では、ある事象に対して良い点、悪い点を提示しながら子ども達に情報を提供すべきでしょうね。

もっとも現場の先生方がそこまで強烈に洗脳教育をしているとも思いませんが、もし現実にされているのであれば、これは戦中の軍国教育や神風特攻を賛美する狂った教育そのものであり、断固阻止する必要があると思います。
Posted by ドイツ人 at 2013年06月15日 00:59
沖縄教育オンブズマン協会さん

はじめまして。
リンク先の「『オスプレイ反対』の声を上げる小学生」を見ました。
小学校低学年だと思いますが、笑いながら言っているような、楽しそうな感じで「反対」と言っている感じでした。
協会さんも仰っているように、低学年では「判断能力」が身に付いている子は稀でしょう。

しかし、これらの行為を「思想の植え込み」とか「公平性をぶち壊す」といって断じるのはいかがなものでしょうか?

いつごろの新聞記事だったか忘れましたが、普天間高校に入学した地元の子が、高校になってヘリの騒音が「異常」だったことに気が付かされたそうです。
他の市町村から来た同級生が「ヘリがうるさい」と言った一言で気付いたのだと。
つまり地元の子は「どこの小学校でも、毎日のようにヘリが飛んでいる」と、思っていたわけです。

私が思うに、普天間基地の存在自体が「公平性」をぶち壊しています。
全国どこでも「静かな環境で教育が受けられる」のが公平だと思いませんか?
Posted by 瀬長修瀬長修 at 2013年07月21日 22:50
ああ
Posted by ああ at 2013年07月25日 15:32
 
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