2012年11月23日
生徒を政治運動の道具にする教員
今から2年前の4月25日 、「普天間基地の県内移設などに反対する県民大会」が読谷村にて開催されました。
そのとき、このようなビラがあちらこちらで撒かれ、ご覧になった方も多いかと思います。
わが国には、思想信条の自由がございますので、参加することは自由でございます。
ところが、このような形で生徒が動員が行われ、会場へといざなわれたのです。
沖縄本島南部にある高校での出来事です。
そこに通う高校3年生の女子生徒に、男性教諭から、このような誘いがかかりました。
「弁当をおごるから、先生とドライブしないか?」
信用している担任の言うことですので、女子生徒は「はい」とふたつ返事で了承しました。
でも、少し不安だったのか、「妹も連れて行っていいですか?」と訊ねると、教諭は「いいよ」と返事をしたそうです。
「どこに行くのですか?」と質問しても、男性教諭は「ドライブだから、ドライブだから」と行き先を答えることはなかったそうです。
さて、当日迎えに来てもらった男性教諭の車に乗り込んだ姉妹は、教諭からお約束の「お弁当」を手渡されました。
そして車は北上、着いた場所が、沖縄本島中部の読谷村の、運動公園だったのです。
当日、そこは多くの方々でごった返していたそうです。
車から降ろされた姉妹に対し、男性教諭は、
「適当に休んでいて」と、二人を残し、自分は集会の中に入っていったのです。
何の集会かもわからない、そして何をすればいいのかもわからない二人の女子生徒は、集会から少し離れた木の木陰で、教諭が戻ってくるまでの数時間、二人で弁当を食べ、じっと待っているしかなかったとのことです。
住んでいるところから、遠く離れたところまで連れてこられ、そして見知らぬ人がいっぱいの中に置き去りにされたのです。
教育者たる者が、このような政治集会に、目的も告げずに女子生徒を連れ出したことは、大問題だと考えます。
沖縄では、反基地運動によく、「子供」が使われます。
いかにも「子供までもが反対しているんだ」と一般県民や、県外の方々に印象付けたいのでしょう。
普天間基地包囲網や反オスプレイ運動に、頻繁に登場させられる子供たち。
子供を盾にし、己らはその後ろでほくそ笑む。
反戦平和を叫ぶ皆さんがやっていることは、これと全く同じではないでしょうか。
67年前
現在
この件は、教諭は女子生徒の保護者の同意を取り付けておりません。
さて、目的も告げられず連れていかれた、この集会が何であったのかは、この新聞報道から。
このような事が、沖縄の教育現場で日常茶飯事のように起きているのなら
教育者としての道徳感と順法精神の欠如が、当たり前になっているのではないかと。
組合から参加人員のノルマでも課せられていたのでしょうか?
教職員組合の活動の道具に生徒たちを動員しないで頂きたいと強く願います。
子供は、道具にするものではありません、私たち大人が守らなくてはならない未来そのものです。
政治運動の矢面に立たせることがあってはならないのです。
そのとき、このようなビラがあちらこちらで撒かれ、ご覧になった方も多いかと思います。
わが国には、思想信条の自由がございますので、参加することは自由でございます。
ところが、このような形で生徒が動員が行われ、会場へといざなわれたのです。
沖縄本島南部にある高校での出来事です。
そこに通う高校3年生の女子生徒に、男性教諭から、このような誘いがかかりました。
「弁当をおごるから、先生とドライブしないか?」
信用している担任の言うことですので、女子生徒は「はい」とふたつ返事で了承しました。
でも、少し不安だったのか、「妹も連れて行っていいですか?」と訊ねると、教諭は「いいよ」と返事をしたそうです。
「どこに行くのですか?」と質問しても、男性教諭は「ドライブだから、ドライブだから」と行き先を答えることはなかったそうです。
さて、当日迎えに来てもらった男性教諭の車に乗り込んだ姉妹は、教諭からお約束の「お弁当」を手渡されました。
そして車は北上、着いた場所が、沖縄本島中部の読谷村の、運動公園だったのです。
当日、そこは多くの方々でごった返していたそうです。
車から降ろされた姉妹に対し、男性教諭は、
「適当に休んでいて」と、二人を残し、自分は集会の中に入っていったのです。
何の集会かもわからない、そして何をすればいいのかもわからない二人の女子生徒は、集会から少し離れた木の木陰で、教諭が戻ってくるまでの数時間、二人で弁当を食べ、じっと待っているしかなかったとのことです。
住んでいるところから、遠く離れたところまで連れてこられ、そして見知らぬ人がいっぱいの中に置き去りにされたのです。
教育者たる者が、このような政治集会に、目的も告げずに女子生徒を連れ出したことは、大問題だと考えます。
沖縄では、反基地運動によく、「子供」が使われます。
いかにも「子供までもが反対しているんだ」と一般県民や、県外の方々に印象付けたいのでしょう。
普天間基地包囲網や反オスプレイ運動に、頻繁に登場させられる子供たち。
子供を盾にし、己らはその後ろでほくそ笑む。
反戦平和を叫ぶ皆さんがやっていることは、これと全く同じではないでしょうか。
67年前
現在
この件は、教諭は女子生徒の保護者の同意を取り付けておりません。
さて、目的も告げられず連れていかれた、この集会が何であったのかは、この新聞報道から。
このような事が、沖縄の教育現場で日常茶飯事のように起きているのなら
教育者としての道徳感と順法精神の欠如が、当たり前になっているのではないかと。
組合から参加人員のノルマでも課せられていたのでしょうか?
教職員組合の活動の道具に生徒たちを動員しないで頂きたいと強く願います。
子供は、道具にするものではありません、私たち大人が守らなくてはならない未来そのものです。
政治運動の矢面に立たせることがあってはならないのです。
Posted by 沖縄教育オンブズマン協会 at 12:21│Comments(5)
│コンプライアンス
この記事へのコメント
S県では沖縄に修学旅行に行く学校が多いのです。
しかし、そこで行われるいわゆる「平和教育」なるものが大いに問題だと思います。
史実に反した事象の断定(従軍慰安婦強制連行、軍命集団自決など)、米軍基地のマイナス面だけの強調、平和祈念資料館の偏向など枚挙にいとまありません。さらに、「ガマ」のガイドによる史実歪曲の一方的な日本軍の悪玉化もありました。
沖縄への修学旅行で生徒は、日本軍は沖縄県民に酷いことばかりをしてきた。もう戦争は嫌だ、平和が一番だ、という観念だけを持つことになります。
その結果、中国の侵攻には目を瞑り、中国に脅されれば領土を明け渡し奴隷となることを良しとする日本人を育て上げます。
中国船の領海侵犯が頻発する中、バスガイドは海保の巡視船が車窓から見えても尖閣に関しては何も言いませんでした。
しかし、そこで行われるいわゆる「平和教育」なるものが大いに問題だと思います。
史実に反した事象の断定(従軍慰安婦強制連行、軍命集団自決など)、米軍基地のマイナス面だけの強調、平和祈念資料館の偏向など枚挙にいとまありません。さらに、「ガマ」のガイドによる史実歪曲の一方的な日本軍の悪玉化もありました。
沖縄への修学旅行で生徒は、日本軍は沖縄県民に酷いことばかりをしてきた。もう戦争は嫌だ、平和が一番だ、という観念だけを持つことになります。
その結果、中国の侵攻には目を瞑り、中国に脅されれば領土を明け渡し奴隷となることを良しとする日本人を育て上げます。
中国船の領海侵犯が頻発する中、バスガイドは海保の巡視船が車窓から見えても尖閣に関しては何も言いませんでした。
Posted by 森 虎雄 at 2012年11月25日 12:25
イヤだ、イヤだと目を背けることで、現実が解決することはありません。
生徒たちに、これでもか、と悲惨な部分、ネガティブな部分だけを見せ付けることは、沖縄の子供たちに、「日本軍=悪=沖縄以外の日本人」という、偏狭なパトリズムによる差別を生み出し、子供たちに卑屈な精神を抱かせることになります。
また、仰るとおり、修学旅行で来た生徒には、過度の沖縄への贖罪意識を芽生えさせ、沖縄を腫れ物のように見る下地を醸成します。
ただ、「事実」を話すと職を失いかねない同調圧力が蔓延しているのも事実。
それを作りだしているマスメディアにも、大きな問題があると考えざるを得ません。
生徒たちに、これでもか、と悲惨な部分、ネガティブな部分だけを見せ付けることは、沖縄の子供たちに、「日本軍=悪=沖縄以外の日本人」という、偏狭なパトリズムによる差別を生み出し、子供たちに卑屈な精神を抱かせることになります。
また、仰るとおり、修学旅行で来た生徒には、過度の沖縄への贖罪意識を芽生えさせ、沖縄を腫れ物のように見る下地を醸成します。
ただ、「事実」を話すと職を失いかねない同調圧力が蔓延しているのも事実。
それを作りだしているマスメディアにも、大きな問題があると考えざるを得ません。
Posted by 沖縄教育オンブズマン協会 at 2012年11月26日 17:06
小生のブログのURL添付しました。
Posted by 森 虎雄 at 2012年12月02日 10:06
同調圧力は埼玉県の教育界にもあります。教員は沖縄で見聞するもの、平和記念資料館の展示、ガマのガイドの話など、すべて事実と受け止めます。一方で迫りくる中国の脅威に触れることはほぼタブーに近いものがあります。その意味で逆同調圧力がかかっています。
Posted by 森 虎雄 at 2012年12月06日 05:01
拙著
『反日日本人は修学旅行でつくられる』が
発刊されます。(幸福の科学出版)
明星大学の高橋史朗先生に推薦文をいただきました。
よろしくお願いいたします。沖縄修学旅行の内容を掲載しています。
『反日日本人は修学旅行でつくられる』が
発刊されます。(幸福の科学出版)
明星大学の高橋史朗先生に推薦文をいただきました。
よろしくお願いいたします。沖縄修学旅行の内容を掲載しています。
Posted by 森 虎雄 at 2013年09月23日 08:48