てぃーだブログ › 沖縄教育オンブズマン協会 › 新しい試み › 前例に囚われない教育を

2012年11月23日

前例に囚われない教育を

長い間、学校現場を見て感じたことがあります。
それは、新しいことにチャレンジすることを、極端に恐れる風潮が強いということ。
「前例主義」を頑なに守り、とにかく「ミス」をしないことが、任期中安穏として過ごせるからでしょうか。

しかし、このような新しい取り組みにチャレンジした高校があります。
教師と生徒が一体となって、一生に残るイベントを挙行したのです。
これだけのイベントを行うには、担当の教諭だけではなく、責任者である学校長の英断があったと思います。
生徒のためになると判断し、背中を押したのでしょう。



浦添商高生が手作り挙式 職員の宜保夫妻祝福  2012.11.22 琉球新報

浦添商業高校の国際観光科の生徒ら30人が21日、ブライダルスタッフとなって、同校職員の宜保由佳さん(27)と那覇高教員の夫、章太さん(37)の挙式を同校中庭で開催した。

由佳さんが、ブライダル実習を学ぶ同高生徒に挙式の開催を依頼した。全生徒約900人が見守る中、2人は生涯寄り添っていくことを誓った。同校で挙式が開かれたのは初めて。

 由佳さんと章太さんは2008年に婚姻届を出したが、経済的理由などで挙式や披露宴を挙げるのを見送っていた。国際観光科の生徒がブライダルの実習などに頑張る姿を見て、9月に“生徒手作り”の挙式を依頼した。

 生徒は、宜保夫妻に喜んでもらおうと、1センチ四方の折り紙で作った縦2メートル、横1・7メートルのモザイクアートで家族写真を表現したり、長女の美由姫(みゆき)ちゃん(3)に指輪の運び役、長男の尚吾君(2)にフラワーボーイを依頼したりと趣向を凝らした式にした。

 由佳さんは「ほかの式場では感じることのできない、生徒との距離の近さに温かさを感じた。感激しすぎて言葉が出てこない」と笑顔を見せた。

 章太さんも「生徒みんなの温かい祝福の雰囲気がひしひし伝わってきて、とても幸せだ」と顔をほころばせた。

前例に囚われない教育を

 エスコートを務めた同校2年の崎浜奈美さん(17)は「エスコートという大役だったので、とても緊張した。『浦商の生徒に頼んで良かった』と思ってもらえるよう頑張った」と充実感に満ちた表情だった。

 司会を務めた2年の田場鈴佳さん(17)は「由佳先生から『ありがとうね、大成功だったよ』と声を掛けてもらったのでよかった。反省点もあるので、直して、より良くしたい」と実践の場を与えてもらったことに感謝した。

宜保夫妻が来年3月にホテルで開く披露宴でも同校生徒がスタッフを務める。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-199504-storytopic-7.html




このような報道は大歓迎です。
恣意的に、生徒を政治運動に絡ませようとする報道が多いなか、ハートフルな気持ちにさせていただきました。
琉球新報さん、GJです。



同じカテゴリー(新しい試み)の記事
当会顧問のご紹介
当会顧問のご紹介(2012-11-28 07:15)


Posted by 沖縄教育オンブズマン協会 at 11:04│Comments(0)新しい試み
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。